パトカー追跡の乗用車がひき逃げ 磯子、男性が重傷

 15日午前1時半ごろ、横浜市磯子区中浜町の国道16号で、交差点を横断中の同区の男性会社員(34)がパトカーの追跡を受けていた乗用車にはねられた。男性は右足を骨折するなど全治約2カ月の重傷を負った。乗用車はそのまま逃走し、磯子署がひき逃げ事件として調べている。

 署によると、署のパトカーが事故の約4分前、乗用車の信号無視を確認して追跡を開始。乗用車は一方通行の道路を逆走するなどの交通違反を繰り返しながら逃走し、男性をはねたとみられる。

 現場は片側2車線で信号機のある十字路交差点。追跡中のパトカーの署員がふらつく男性を発見し、事故が発覚した。

 同署の松本光好副署長は「追跡自体は適切な行為だったと考えている」とコメントした。

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