タブレット使い親子で授業体験 来春開校の九文小中学校

 長崎県佐世保市に来年4月に開校する「九州文化学園小中学校」の授業体験会が15日、常盤町の佐世保市中央公民館であり、親子連れなど55人が参加した。

 同校は県北初の小中一貫校で、英語やIT、茶道を柱にした教育に取り組んでいく。体験会は入学を検討している親子に教育内容について理解を深めてもらおうと開いた。

 参加者はタブレットを使った平仮名の練習や面積の計算、英語でのゲームなどを体験した。このうちプログラミングのコーナーでは、動作や方向を示すカードをロボットに読み込ませ、指示通りに動かす課題に挑戦。子どもたちはロボットが正しく動くと声を上げて喜んだ。

 受験予定の佐世保ステーション保育園(白南風町)の横山撫々子(ななこ)ちゃん(6)は「タブレットが楽しかった。国語と算数の授業が楽しみ」と笑顔。母親の淳子さん(42)は「入学を前向きに考えている。進路を選ぶための基礎力を身に付けさせたい」と話した。

カードを並べてロボットの動かし方を考える参加者=佐世保市中央公民館

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