長続きしない冬型の気圧配置

冬の訪れが遅いと言われていますが、12月に入ると西高東低の冬型の気圧配置になって寒気が南下することが多くなりました。
今朝は、最低気温が氷点下0度未満の日(冬日)の観測地点数は、全国の約60%に達しました。初霜を観測した東京(千代田区)の最低気温は0.4℃と冬日直前です。
大陸にある高気圧が移動性高気圧となって日本付近を通過し、その後、低気圧が発達しながら東シナ海から本州南岸を通過、暖気と雨を持ち込みます。低気圧通過後の週明けは冬型の気圧配置となって寒気南下ですが長続きしません。
移動性高気圧と低気圧が交互に通過し、初冬としては気温が高い1週間になりそうです。

気象予報士・饒村 曜

画像について:16日午後9時の予想天気図。

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