アレルギーの子にお菓子を 卵・バターなしクッキー好評 熊本県合志市の「ベイクショップハヤシ」

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「おいしく体にいいものを提供したい」と話す「ベイクショップハヤシ」の林那美さん=合志市
卵とバターを使わずに焼くクッキークッキーは店舗裏の工房で手作りしている
卵とバターを使わずに焼くクッキークッキーは店舗裏の工房で手作りしている

 熊本県合志市須屋の「ベイクショップハヤシ」で焼かれるクッキーは県産の材料を使う一方、卵とバターを使っていない。きっかけとなったのは「みんなと同じお菓子が食べたい」というアレルギーの子どもの願いだ。

 店主の林那美さん(40)は会社員を辞めて結婚し、子育てをしていたころ、友人に悩みを打ち明けられた。アレルギーの子どもが保育園のおやつの時間に、1人だけ酢昆布を食べているという内容だった。

 林さんが卵とバターを使わないクッキーを焼いてあげると、「みんなと同じものが食べられる」と喜ばれた。2011年に菓子店を開く大きなきっかけとなった。

 開店当初はケーキなども作っていた。しかし、アレルギーに悩む親子や、穀物と野菜中心の食事を取る健康法に取り組む人たちが多いことが分かり、17年からは動物性の材料を使わずに焼けるクッキーのみ扱っている。

 県産の小麦粉やトマト、レンコン、紅茶などを使った十数種類のクッキーを併設した工房で製造。両親が栽培したコメの粉を使い、ざくざくした歯応えを楽しむ商品もある。首都圏や関西の自然食専門店などから注文が相次いでいるという。

 会社員時代に設計図を描いていた林さんはしゃれたパッケージも自分でデザイン。「おいしく体にいいものを安心して食べてほしい」と話している。

 クッキーは小袋が100円から。箱入りは1020円から(いずれも税別)。営業時間は平日正午~午後3時。同店TEL096(202)5043。(宮崎あずさ)

(2018年12月16日付 熊本日日新聞朝刊掲載)