インディアンス クルーバー&バウアーはトレード回避濃厚

強力先発投手陣のうち、コリー・クルーバーまたはトレバー・バウアーを放出する可能性が取り沙汰されていたインディアンスだが、どうやらトレードを回避することが濃厚となっているようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、インディアンスはすでにトレードでヤン・ゴームス、エドウィン・エンカーナシオン、ヨンダー・アロンゾを放出しており、年俸総額削減に関する問題はクリアできているという。インディアンスはクルーバーとバウアーをキープしたまま、来季の開幕を迎えることになりそうだ。

今オフ当初、インディアンスは年俸総額削減のために、クルーバー、カルロス・カラスコ、バウアーのいずれかを放出することが有力視されていた。しかし、カラスコとは契約を延長し、クルーバーとバウアーではなく、複数の主力野手をトレードで放出することにより、年俸総額の削減に成功。もはや無理にクルーバーとバウアーを放出する必要はなくなっている。

クルーバーは来季の年俸が1750万ドル、2020年は年俸1800万ドルの球団オプション。バウアーは2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなる見込みであり、両者ともインディアンスの保有可能期間は残り2年となっている。今オフは主力野手の放出により年俸削減を達成したものの、今後はフランシスコ・リンドーアら若手選手の年俸高騰が予想され、1年後には再びクルーバーとバウアーのトレード話が再燃する可能性もある。

とはいえ、現時点ではインディアンスが来季もクルーバー、カラスコ、バウアーの先発三本柱を擁してポストシーズン進出を目指す戦いに臨むのはほぼ確実であると言えるだろう。

© MLB Advanced Media, LP.