西九州道伊万里松浦道路 調川ー松浦開通

 西九州自動車道の伊万里松浦道路調川インターチェンジ(IC、松浦市調川町)-松浦IC(松浦市志佐町)間2・2キロが15日、開通した。同道路は松浦市内の全7・1キロが供用開始。福岡都市圏までの所用時間が短縮され、市民生活の利便性向上や観光活性化が期待される。

 西九州道は福岡、佐賀、長崎の3県にまたがる総延長約150キロの高規格幹線道路。調川-松浦間の供用で全体のうち約115キロ、約8割の整備が完了した。

 伊万里松浦道路は松浦市と佐賀県伊万里市を結ぶ17・2キロ。新区間開通により計10・3キロが供用区間となった。松浦市から福岡市までの所要時間は7分短縮し、1時間40分となる。

 松浦IC特設会場では式典が開かれ、関係者約140人が出席。中村法道知事が「開通により長崎、佐賀両県の連携が深まる。観光客誘致、経済活性化につながる」とあいさつした。式典後、代表者がテープカット。トラックやクラシックカーによる走り初めで祝った。

新区間の開通をテープカットで祝う関係者=長崎県松浦市、伊万里松浦道路松浦IC

© 株式会社長崎新聞社