冬は魚の煮つけ!料理下手でも簡単においしくできる“最強の調味料”を見つけた件 冬に食べる魚の煮つけは、心温まる定番料理。しかし意外と味決めが難しく、思うようにいかない料理ではないでしょうか。今回はそんな悩みを解決する調味料を発見しましたので実食レポートしていきます。

煮つけは意外に高難度

※今回の煮つけはイサキを使用します。

冬の釣りは寒さとの戦いでもある辛いシーズンですが、旬を迎える魚種も多く、超絶美味しい魚がたくさんいます。

その中でもジュワと煮汁が溢れる“魚の煮付け”は、冬にハフハフしながら食べたい逸品。

しかし美味しくしようと思うと結構難しく、濃すぎたり逆に薄すぎたりと納得いく味には届かないことがよくあります。

今回は誰でも簡単に美味しくできる調味料を発見したとの情報が入ってきましたので、検証したいと思います!

調味料には黄金比という壁がある

美味い“魚の煮付け”には『黄金比』と呼ばれる調味料の割合が存在しており、料理下手からしたら、まさに意味不明。

しかし、ある調味料を使用することで玄人レベルの味付けを実現してくれるのらしいのです!

その噂の調味料はいくつか存在し、「えっ!? こんなの使うの?」と感じてしまう、意外なものまであるようです……。

ホントに美味しいか検証してみた

今回は筆者である、“食べるまでが釣り”をモットーとしたパパアングラー『釣り好き!まっちゃん』が実践!

普段は醤油・みりん・砂糖・酒といったスタンダードな調味料を使用した煮付けを作っていますが、噂の調味料が果たしてどれほどの味を引き出すか楽しみです。

味覚に個人差はあるかと思いますが、今回晩御飯を控えた子供たちに味を10段階で審査してもらうようお願いしました。

お風呂も終わりお腹を空かせているので、一気に作っていきますよ。

すき焼きのタレ

最初に登場する調味料は、あま~いタレが具材の味を引き立てる『すき焼きのタレ』。

奥深い甘さと醤油の香りが魚の味を最大限に引き出すとのことです。

たしかにこれなら味のバラつきが生まれず安定した美味しさを毎回作れますね。

水で割るだけ!

作り方はビックリするほど簡単!市販のすき焼きのタレを同量の水で割るだけ

簡単すぎるので、ほんとにこれだけでいいの? と心配してしまいますが既に完成されている市販品だから出来る芸当なのです。

魚の身全体が浸る程度の煮汁を用意しました。

ホッとする!安定した優しい味

魚とネギ、そして『すき焼きのタレ』を鍋に投入し、煮立ったら落し蓋をして約8分ほど中火で煮ていきます。

さっそく子供たちに食べてもらったところ……“いつものやつより美味しいかも”と、パパびっくり(ちょっとショック)なワードが飛んできました。

最初に食べたので、これを基準の6点として審査を続行していきます!

※数字を覚えたての長男は、アシックスを彷彿させるようなロゴマークを描いてくれました(笑)

かば焼きのタレ

鰻の味を決定づける『かば焼きのタレ』は、ご飯が止まらなくなる中毒者が続出する、魔法のタレではないでしょうか。

言葉で表現するには足りない濃厚な甘みが特徴的ですが、その攻撃力の高さに魚の味を殺してしまわないか心配です。

こちらも水で割るだけ!

『かば焼きのタレ』に対し、水で3倍程度に薄めるだけで煮汁の完成となります。

薄めた煮汁を味見してたところ、非常にまろやかな風味へ変化しており、魚の味を殺してしまわないかと懸念点は消え去りました。

果たして結果は‥‥

長女はすき焼きのタレと変わらないということで6点評価。

長男はこっちのほうが好きだということで1点アップの7点をつけてくれました! あま~いのがお好きな方に『かば焼きのタレ』はオススメですよ。

丼にしてもおすすめ!

うな重を筆頭に、ご飯との愛称は最高に良いタレです。骨をそのまま食べられる魚などであれば、丼にしてもOKですよ!

魚だけにこだわらず、親子丼など余ったタレを活用した料理もたくさんあります。

個人的ですが、ご飯と余ったタレを混ぜ合わせた“おにぎり”は簡単に作れる絶品オススメメニューです。

焼肉のタレ

今回用意した調味料の中で、最も煮つけからかけ離れているダークホース的存在。

そもそも肉につけるために開発された調味料ですが、魚との相性は果たしてどうなのでしょうか?

※子供たちが食べるので、焼肉のタレは甘口を使用しています。

またしても水で薄めるだけ

料理を担当する釣り好き!まっちゃんも「これはダメなやつやろう」と、不味くなる予想で煮つけていきます。

酒や砂糖を追加で入れても良いみたいですが、今回はあえて焼肉のタレ単体で勝負。

こちらも倍くらいの水で薄めて使用して下さい。

意外にも相性バッチリ!?

煮込み始めは『焼肉のタレ』感がもろに出ており、そのままタレの味になるのかと思いきや、時間が経つにつれ香りも変化。

魚の出汁が焼肉のタレとブレンドされたのか、見た目も遜色なく非常に美味しそうに仕上がりました。

後から聞いた話ですが、意外に相性が良いと以前テレビ番組でも取り上げられたことがあるみたいです。

これは意外にいけるかも

焼肉のタレを感じさせない深みのある味わいに9点・8点とダークホースが高得点を記録しました! 子供たちも「早くご飯を持って来て!」と、食欲を刺激されたようです。

私自身も試食しましたが、味の変化、そして魚との相性の良さに驚きました。

調味料を計って混ぜ合わせる必要もないので、忙しい時の時短テクニックとしても最高ですよ。

煮魚醤油

本日の大本命がいよいよ登場! 魚の煮つけを最高に美味しく作るためにブレンドされた、知る人ぞしる伝説的調味料。

まんま鮭節から抽出した旨味たっぷりの出汁、そして美味さの秘密十勝ワインを使用したプロ御用達の醤油です。

これはもはや反則級なのでは……。

簡単にプロの味を再現!

醤油ですが、既に味の調整はなされているので3倍~5倍に希釈して鍋に入れるだけ。

風味豊かで料亭のような味が自宅で楽しめるので、お祝い事の料理に使いたいですね。

高級醤油を使用した煮つけに興味津々のお二人。

はたして伝説的調味料のお味はいかに……。

出ました最高点

審査することを忘れ、無言で食べ続けるほど美味しかったみたいです。

気になる点数は問答無用の満点評価! 長男に至っては10段階評価の枠を超える評価となりました。

そこまで言うならと、噂の調味料を使った煮つけを試食してみました。

「こ、これは……美味しい!」 海原雄山も驚きな、上品な風味と短時間で作ったとは思えない口触り滑らかな濃厚さに脱帽。

個人的にはちょっとお高く感じる調味料ですが、是非一度試してみて下さい。

ご飯も進みますし、お酒をたしなむ方は『焼酎お湯割りで!』と思わず注文したくなりますよ。

結論 全部美味しく頂けました

身近なお手軽調味料を使った時短煮つけを作ってみましたが、予想以上の仕上りに驚かせられました。

水で薄めるだけなので、普段料理をしない方でも火加減だけ注意すれば間違いない絶品煮つけを作ることが出来ますよ。

魚以外の煮物や丼物にも応用が出来ますので、是非この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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