ウィルタネン彗星最接近 肉眼で観測チャンス【大分県】

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青緑色の光を放つウィルタネン彗星=16日午前3時半、宇佐市四日市で撮影(渡辺一司さん提供)

 地球に接近しているウィルタネン彗星(すいせい)が県内で観測されている。おうし座付近を北上。15日夜から16日未明にかけて最接近し、宇佐市四日市の小学教頭で天文ファンの渡辺一司さん(60)は自宅からその姿を写真に収めた。比較的明るく、12月下旬までは肉眼でも楽しめそうだという。

 約70年前に発見された彗星で直径約1・2キロ。約5・4年の周期で太陽の周囲を巡っている。

 渡辺さんは自宅に設けた観測ドームから屈折望遠鏡を付けたカメラを構えた。

 雲の切れ間から、ガスに包まれ青緑色の光を放つ彗星を捉えた。

 「肉眼で確認できる平成最後の彗星だと思われる。双眼鏡を使うと見えやすくなる。冬空を彩る星々の競演を子どもたちが観測し、天体への興味を深めるきっかけになってほしい」と話している。