釣研のウキについて
釣研は福岡県に拠点を置く釣り具メーカーです。数ある製品の中でもウキはとくに高品質で、ウキ釣りファンや磯釣り師達から厚い信頼を得ています。
今回は、そんな釣研のウキを特集します!
特徴① 精確な浮力
究極の浮力基準『SSA』で作られたウキは、なんと100分の1グラム単位で浮力をコントロール。これによって、浮力の誤差を徹底的に排除しています。
特徴② 素早い糸落ち
軽い仕掛けを用いることが多いフカセ釣りに対応するため、糸落ちの早さを追求。そのために、摩擦を減らしたリングや撥水加工が施されたパイプが搭載されています。
特徴③ 高い耐久性
磯や堤防にウキをぶつけたとしても、ダメージが少ないことも特徴です。ウキが壊れてしまったり、浸水して浮力が変わったりすることが少ないため、長く使えます。
釣研の「実は……」
ここでは、釣研の「実は……」な、豆知識を紹介します!
アウトレットは要チェック!
あまり知られていませんが、厳しい浮力規定に達しなかったウキが、アウトレットととして販売されています。
浮力にややバラつきがあり、リングがないものもありますが、実釣に際して不都合はありません。釣具店のワゴンで販売されていることが多く、要チェックですよ!
過去にはこんなウキも・・・
90年代には業界初の金属製ウキを世に送り出しました。そのほかにも、カーボン製のウキも製造していましたが、残念ながら廃盤になってしまいました。
両者ともフカセ釣りシーンに定着はしませんでしたが、釣研の“飽くなき探求心”を垣間見ることができますね。
釣研のお勧めウキ<グレ>
フカセ釣りに精通した元釣具屋の編集部が、グレ釣りでとくに人気のあるウキを集めてみました。
エイジアマスターピース
釣研の代名詞ともいえるウキで、流行の“ロングハリス・フリーフォール釣法”に最適です。大分の猪熊名人が監修しており、とくに西日本で人気。
2017年に開催されたビッグトーナメントの入賞者の圧倒的な愛用率が、エイジアマスターピースへの強い支持を物語っています。
フローズ
潮なじみを追求したウキで、低浮力を中心としたラインナップです。全遊動・半遊動を問わず、軽い仕掛けに最適。
2017年のビッグトーナメントでは、エイジアマスターピースに次ぐ入賞者の愛用率を誇っています。
ゼクトα
人気の『ゼクト』を競技仕様に磨き上げたウキで、感度と安定性が優れています。ボディーに重量があって投げやすく、汎用性の高さはピカイチ。
03からG3までの低浮力モデルは、全遊動でもアタリが出やすい糸穴設計。Bから5Bの高浮力モデルは、シモリ玉が不要でウキ止めがボディー下部で止まる設計です。
ネオセレクト
コストパフォーマンスに優れた、チヌ・グレに対応できる王道のどんぐりウキです。糸落ちがよくて仕掛けを馴染ませやすいため、フカセ釣り入門者におすすめです。
投げやすさ・視認性・感度の3点が、非常に高いレベルで両立されています。
エキスパートグレ Z
フリーフォール釣法の元祖である池永名人が監修しており、氏の代名詞でもある『1000釣法』に特化したウキです。
どっしりとした下膨れ形状のボディーが潮を受けることで、撒き餌と同調しながら沈んでいきます。そのため、オートマチックに魚を釣ることが可能です。
釣研のおすすめウキ<チヌ>
堤防や磯でのチヌ釣りに人気のウキを選んでみました。
大征黒
大型で重量があるため、遠投ができて視認性も高く、中~遠距離を手返しよく釣ることができるオールラウンダーです。
瀬戸内で主流の全遊動釣法から、ウキ止めをつけた半遊動仕掛けにも対応。磯はもちろん、堤防や渚など、フィールドも選びません。
プログレスチヌ スタンダード
ウキを沈めてマキエと仕掛けを完全に同調させる、沈め釣りに最適なウキです。
ヘッド部にディンプルが設けてあり、潮を掴むことで浮き上がりを防止し、マキエとの同調時間が長くなります。
スリムチヌ2
チヌ用の非自立式の棒ウキです。ロングボディに設計されており、潮乗りがよく、二枚潮や風の影響を軽減します。
感度の高さが魅力で、前アタリ・本アタリをはっきりと表現。堤防で使われることの多かった棒ウキですが、近年は磯でも注目度が上がっています。
入門者にお勧め<仕掛けセット>
ハイレベルなウキ作りで培われたノウハウが詰まった、入門者用のセット仕掛けも発売されています。
セット仕掛けとはいえ、“ウキ釣りのキモ”が押さえられており、ウキ釣り入門に最適です。
ウキ釣り超入門セット 棒ウキ
複雑な仕掛けを組み立てる必要がなく、ワンタッチで半遊動仕掛けが完成するセットです。
棒ウキは感度がよいため、初心者にもアタリがわかりやすく、グレやチヌ、スズキ、メバルを釣るのにおすすめです。
ウキ釣り超入門セット
こちらも、ワンタッチで半遊動のウキ釣り仕掛けが完成します。ウキがどんぐりタイプのため、流れや波気のある釣り場でも安心です。
迷ったら、釣研!
ウキ釣りやフカセ釣りを始めるにあたり、ウキの種類の多さに驚かされた方も多いはず。
しかし、ウキのセレクトで迷ったときは、“釣研のウキ”を選んでおけば間違いありません。上質なウキを使えば、ウキ釣りがきっと楽しくなるはずですよ!