【平成の長崎】さだまさしコンサート 平和訴え20年感動の最終回 平成18(2006)年

 長崎市出身のシンガー・ソングライター、さだまさしさんの野外コンサート「2006 夏 長崎から さだまさし ~Peace Sphere Concert~」(さだ企画、NPOナガサキピーススフィア貝の火運動主催、長崎新聞社など後援)が8月6日、長崎市稲佐山公園野外ステージで開かれ、20回目の感動の最終回を飾った。
 1987年にスタートした毎年恒例の無料コンサート。広島原爆の日に被爆地・長崎から日本、世界へ平和の思いを発信。故郷へ感謝の気持ちも込めたイベントは、夏の風物詩として親しまれてきた。
 今年も豪華で多彩なゲストが出演。約2万8000人の観客を前に人間愛にあふれる未来へのメッセージを伝えた。ファイナルを迎え、20年間で県内外から約50万人の観客が訪れた。さださんは参加者に平和の心を宿らせ、自身の音楽の貴重な歴史としてエネルギーを注ぎ込んだコンサートを締めくくった。
 (平成18年8月6日付長崎新聞より)
   ◇   ◇   ◇
【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

手に「ありがとう」のうちわを持ち、平和を願い歌い続けるさださんを励ます会場いっぱいのファン=長崎市稲佐山公園野外ステージ

© 株式会社長崎新聞社