<レスリング>来年からのJOCジュニアオリンピックカップは「男子のみ」の大会へ

 毎年4月後半に神奈川・横浜文化体育館で行われているJOC杯ジュニアオリンピックカップが、来年から男子のみの大会として実施されることになった。

 同大会は若手世代の強化のため1993年から実施され、当初は小学校5・6年の部もあったが、ここしばらくは男女のカデットとジュニアが神奈川県協会の運営の下で行われている。参加選手は毎年1100~1200人。早朝計量の実施などによって厳しい運営を余儀なくされ、高校生の補助役員を夜まで拘束できないなどの理由で、同県協会から参加選手削減による規模縮小の要望が日本協会に提出された。

 削減案として、(1)同月に女子選手によるジュニアクイーンズカップが開催されていることで、この大会は男子のみの大会とし、世代別の世界大会の女子予選は同大会で対応してもらう、(2)現在参加制限のない大学生の参加に、参加資格を設ける、の2案があった。

 日本協会は11月26日の理事会で男子のみの大会にする削減案を承認。これを受けて、神奈川県協会は男子のみの大会にすることを正式に決め、調整に入った。参加選手数は900人前後となり、最終日の閉会式は午後3時ころ終わる見込みとなる。

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