マチャドが現地時間水曜日にヤンキースを訪問へ

ニューヨーク・ポストのジョージ・A・キング三世によると、フリーエージェント市場の目玉選手の1人であるマニー・マチャドは、現地時間水曜日(日本時間12月20日)に正式にヤンキースを訪問し、契約交渉を行うようだ。ヤンキースの球団首脳は、ポストシーズンでマチャドが見せた品を欠く振る舞いにより、マチャド獲得に消極的な姿勢を示しているものの、マチャドがヤンキースのチーム事情にフィットする存在であることは事実。いよいよマチャド獲得レースが本格的に動き始めそうだ。

今オフのマチャドは、ブライス・ハーパーとともにフリーエージェント市場における最大の目玉選手と目され、総額3億ドル規模の超大型契約が誕生することが予想されている。よって、両選手の獲得レースに参戦できるのは限られたごく一部のチームだけであり、その1つがヤンキースである。ヤンキースは正遊撃手のディディ・グレゴリアスがトミー・ジョン手術を受け、来季の大部分を欠場する可能性があるため、マチャドはその穴を埋めるのにベストの存在。グレゴリアスが来季終了後にフリーエージェントとなることも、マチャド獲得を後押しする。

CBSスポーツ・ネットワークのジム・ボウデンは「マニー・マチャドのファースト・チョイス(第1希望)はニューヨーク・ヤンキースだ」と断言。「だから、ヤンキースが交渉の席に着き、マチャドの希望を満たすことができれば、マチャドを獲得するのはヤンキースだろう」とまで言い放った。戦力的に考えて、マチャドがヤンキースにとって魅力的な存在であることは間違いなく、あとはブライアン・キャッシュマンGMが球団首脳を説得して十分な資金を確保できれば、「ヤンキース・マチャド」の誕生はほぼ確実と言えるのかもしれない。

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