【ラ・リーガ】過去最低クラスの勝率、減少する観客数…レアルの抱える不安材料

減少の一途を辿る観客動員数

現地時間16日にラ・リーガ第16節が行われ、レアル・マドリードはラージョ・バジェカーノに1-0と辛勝した。勝ち点を積み重ねることに成功したが、今シーズンのレアルは過去最低クラスの勝率、そして観客動員数を記録しているようだ。

レアルはミッドウィークにUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ最終戦を行いCSKAモスクワと対戦。すでにグループ首位突破が確定していたレアルだったが、低調なパフォーマンスに終始し、0-3となる完敗を喫してしまった。チームの不調に比例するように本拠地サンティアゴ・ベルナベウに足を運ぶサポーターの数も減っているが、これは24年前に近い現象だという。今年に入ってレアルはCLホーム勝率62%しかなく、当時も欧州の大会で58%ほどの勝率でしかなかった。

また今節ラージョ戦で記録した観客動員数は約55000人で、キャパシティの68%ほどの低い数字に。さらに今季のホーム公式戦12試合での平均が62500人、全体の77%に留まる動員数となってしまった。ジネディーヌ・ジダン監督やクリスティアーノ・ロナウドといった人気者が去り、魅力あるチームを維持できない事で、サポーターがスタジアムに行く動機が薄れてしまっているのが現状。誰かが新たなアイコンにならない限り、この先も数字は減少していく一方だろう。

© 株式会社SPOTV JAPAN