パラスポーツに魅せられたカメラマン 清水一二さん(カメラマン)

「これカッコよくないですか?」

車いすバスケットボールの写真を見せてくれたカメラマン清水一二さんの目は輝いていた。

大学卒業後、リハビリテーションセンターの専属カメラマンとして就職。障がい者の記録写真などを撮影していた時、車いすバスケットボールに出合った。「車いすで走りまくっている後ろ姿がレーシングカーの様でカッコいいな」。

フリーカメラマンとなって40年近く、パラリンピックを中心に様々なパラスポーツを撮影。海外で行われる国際大会から地方の小さな大会、競技合宿まで自費で駆け回る。

 「みんな障がいがあっても、義足をつければ走れる、義手をつければバランスがとれる、車いすに乗ればスピードが出る。用具と一体になっている姿はとにかくカッコいいんですよ。だからぜひ、競技場や体育館に行って生で観てもらいたい。東京パラリンピックの会場で大勢の観客をバックに競技の写真を撮りたいんです」。

 笑顔で夢を語る姿は“カメラ小僧”そのものだ。


清水一二さん(カメラマン)

清水一二(しみず・かずじ)

1954年6月21日 64歳 神奈川県横浜市生まれ

日大芸術学部卒業後、神奈川県総合リハビリテーションセンター写真室に勤務

80年にフリーカメラマンになり、98年長野、00年シドニーでは国際パラリンピック委員会の公認カメラマンとして撮影を担当。

報道写真や写真展などを通じてパラスポーツの素晴らしさを伝え続けている。

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