〔竜巻〕香川県観音寺市で竜巻(JEF1)、屋根ふき材飛散などの被害(12/17発生)

17日11:15頃、香川県観音寺市室本町から八幡町にかけて突風が発生し、木造の畜産施設の屋根ふき材の飛散などの被害が確認されました。
同日、高松地方気象台が現地調査を行い、被害や痕跡が帯状に分布していたことなどから、この突風を竜巻と推定しました。この突風の強さは風速約40m/sと推定され、日本版改良藤田スケールではJEF1に該当します。
なお、この突風の発生に際して、竜巻注意情報の発表はありませんでした。

◆用語解説「日本版改良藤田スケール」
竜巻やダウンバーストなどの突風の強さを、建物などの被害状況から簡便に推定する風速の尺度。従来の藤田スケールに代わり、日本の建築物等の被害状況から推定する「日本版改良藤田スケール」が2016年4月から導入され、JEF0からJEF5までの6段階で表される。JEF1は風速39~52m/s(3秒平均)で、木造住宅の屋根ふき材の浮き上がりや剥離、軽自動車の横転や走行中の鉄道車両の転覆、鉄筋の入ったコンクリートブロック塀の倒壊といった被害がみられる。

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