エンパイア・ステーキハウス 脂ののったミディアムレア 外はカリカリ、中は柔らか

「Porterhouse Steak for Two($107.95)」は同店の看板メニュー。カリカリの肉をナイフで切り分ければ、しっとり柔らかな赤身肉が。ドライエイジド(乾燥熟成)だからこそ引き出せる、芳醇な肉のアロマを堪能しよう

エンパイア・ステーキハウス」は、ハイエンドで高級感あふれる内装とは対照に、「誰でも歓迎」をモットーに掲げる、接客第一の温かい店だ。「例えステーキがおいしくても、サービスが適当だったら、また来たいと思わないでしょう?」と優しく微笑むのは、オーナーのジャック・シナナジさん。ニューヨークが誇るステーキの名店「ピータールーガー」で修行を積んだ後、同店を開いた。

Tボーンはそのサイズと、骨のインパクトの強さも相まって、日本から来た友人や客をもてなす際に喜ばれそうだ。

USDA(米農務省)認定の、プロテインがたっぷり含まれたプライムビーフを、ポーターハウスステーキで提供する。フィレとサーロインの二つの部位が楽しめる、ニューヨークの代名詞とも言えるカットだ。ジャックさんオススメの焼き加減は、ミディアムレア。赤身肉は外をこんがり焼き、ちょっとクリスピーに仕上げることで、中の柔らかな食感とジューシーな味わいを際立たせる。ほんのりピンクな肉をかみしめれば、肉汁と、なんとも言えない多幸感があふれだす! 付け合わせは、もちろんクリーム仕立てのポテトとホウレンソウで。

店内は白いテーブルクロス席がメーンだが、入り口付近にはバーカウンター、そしてメーンダイニングよりカジュアルなテーブル席がある

Empire Steak House Midtown East
151 E. 50th St. (bet. 3rd & Lexington Aves.)
TEL: 212-582-6900 | www.empiresteakhousenyc.com

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