【MLB】ヤンキースが左腕ハップと再契約 36歳で2年約38億円 菊池獲りから一歩後退

ヤンキースと2年契約を結んだJA・ハップ【写真:Getty Images】

次なるターゲットはマチャドか?

 ヤンキースは17日(日本時間18日)、ベテラン左腕のJA・ハップ投手と2年3400万ドル(約38億3500万円)で再契約したと発表した。2012年の契約は一定の条件をクリアすれば自動更新されるベスティングオプションとなっている。

 36歳のハップは今季7月26日(同27日)にブルージェイズからヤンキースへトレード移籍。ヤンキースでは11試合に先発し、7勝0敗、防御率2.69という圧倒的な成績を残した。シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となっていたが、左腕の実力を高く買ったヤンキースが再契約に至った。

 2007年にフィリーズでメジャーデビュー後、アストロズ、ブルージェイズ、マリナーズ、パイレーツと渡り歩き、メジャー通算12年で109勝82敗、防御率3.90の成績。2014年以来5年連続で2桁勝利を挙げている。

 ヤンキースはこれで、田中将大、セベリーノ、パクストン、サバシア、ハップと先発ローテ5人が確定。ブライアン・キャッシュマンGMはウインターミーティングで「1人獲得できても補強の手を緩めることはない」と話していたが、パクストン、サバシア、ハップと左腕を3人抱える状況を見ると、西武からポスティングされた菊池雄星獲りからは一歩後退するものと見られる。

 また、ヤンキースは20日(同21日)にもFA内野手のマニー・マチャドと直接会談に臨むと伝えられており、補強のターゲットは先発投手から野手へシフト転換されたようだ。

 今オフの積極補強を公言しているヤンキース。まだまだチーム強化は続きそうだ。(Full-Count編集部)

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