【ラグビー日本選手権】神鋼、18年ぶり日本一 山口社長「感無量」

 「元気をもらいました。勇気づけられました」と興奮気味に話すのは、神戸製鋼所の山口貢社長。同社ラグビー部が18年ぶりに日本選手権を制した15日、試合後に優勝の感想を聞かれ、選手やスタッフの努力をねぎらい、「感無量です」と力強く語った。

 神鋼は2017年に発覚した品質不正問題を受け、現在、信頼回復の取り組みを進めている。「この1年、明るいニュースがなかったので、この優勝はひときわうれしい。ラグビー部の活躍に勇気づけられる思いです」。

 決勝戦は、徹底してボールをつなぐ試合運びで、3連覇のかかったサントリーに大勝した。山口社長は「ひたむきに前に進む姿に学びたい」と述べ、信頼回復に向けた取り組みをさらに進める意向を強調した。

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