中部鋼鈑が工場見学会 近隣住民向け、環境への取り組み紹介

圧延工場などを見学する参加者

 中部鋼鈑(社長・重松久美男氏)は15日、本社工場近隣住民に対する工場見学会を開催。4町内会より約30人が参会した。

 同社では、環境への取り組みなど紹介し、周辺住民の方から意見を募る見学会を2007年より年2回実施。今回は工場南側および西側の正徳町2・3丁目、正保町2・3丁目、正保町の町内会、正保荘自治会向けに行った。

 見学会では、製造工程のDVDを上映した後、参加者はスクラップヤードを含む製鋼工場から圧延工場までの上工程を中心に見学。市中から集荷された鉄スクラップが溶解され、製品として再生される様子を目の当たりにした。

 工場見学後は酒井誠環境エネルギー室長が足元の環境対応報告を行った。

 鈴木要総務室長は「事業活動を継続する上で、地域の協力を得ながら、地域社会の発展に貢献していきたい。我々が生産している厚板は建築、産業機械など幅広い分野に使用されており、陰ながら産業のインフラを支えている」などと挨拶した。

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