ロナウド、1月にはレアル退団を望んでいた! “用意周到”な移籍の舞台裏

ユーヴェ移籍1年目からゴールを量産。イタリアでも圧巻のパフォーマンスを披露するロナウド photo/Getty Images

今夏に起こったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのレアル・マドリード退団、そしてユヴェントス加入は用意周到に進められたものだった。同選手の代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏が、このスーパースターの移籍の舞台裏を明かしている。

ロシアW杯で盛り上がる中、ユヴェントスがロナウドに興味を示していることが報じられ、地元紙が一斉に移籍の可能性を取り上げた。そして、噂から数週間後には移籍金1億ユーロ(約127億円)のビッグディールが成立。急転直下の移籍劇かと思われたが、そうではなかったようだ。

スペイン『MARCA』などによると、ロナウドは早い段階からレアル退団を希望していた模様。『ゴールデンボーイ賞』の授賞式に出席した際、インタビューに応じたメンデス氏が「1月ごろに、彼がユヴェントスでプレイしたいということを私に伝えてきた。すぐには実現不可能だと思ったし、とても厳しいかもしれないと伝えた。ただ、不可能なことではないと思ったよ」と述べた。

さらに「ユヴェントスのディレクターらと最初に会談したのは、4月にマドリードで行われたチャンピオンズリーグ(準々決勝・2ndレグ)、レアル対ユーヴェ戦の前だ。その後、電話で数回話し合いを行い、少しずつ移籍が現実のものとなっていた。交渉は数ヶ月続いたかな。クリスティアーノがユヴェントスと契約できたのは、アニェッリ会長やユーヴェ首脳陣のおかげだ」とコメント。昨季終盤にユヴェントスとの交渉を着実に進めていたという。

© 株式会社FACTORIES