ツシマヤマネコ 雌2匹仲間入り 森きらら 「りょう」は京都へ

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)に国の天然記念物、ツシマヤマネコの雌、「No.65」(4歳)と結(1歳)が仲間入りした。森きららからは雄のりょう(4歳)を搬出した。環境省の繁殖計画に基づく移動。

森きららに仲間入りした「No.65」(上・同園提供)、森きららに搬入された「結」(下・同園提供)

 3年連続で出産実績のある「No.65」は名古屋市の東山動植物園から、結は京都市動物園からやってきた。いずれも体調は良好。性格は「No.65」が強気、結は神経質という。森きらら生まれのりょうは京都市動物園に移った。

 森きららは2010年に繁殖事業を開始。14年に2匹、17年に1匹生まれた実績がある。今回の移動を受け飼育数は雄3匹、雌4匹となった。雄のつしまる(13歳)のみ公開している。

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