
携帯電話大手ソフトバンクが19日、東京証券取引所第1部に株式を上場した。初値は1463円を付け、公開価格の1500円を下回った。政府による携帯料金の値下げ圧力や、中国大手の通信製品排除の動きが事業の逆風になると市場で受け止められた。日経平均株価が一時2万1000円を割り込むなど低調だったことも響いた。企業価値を示す時価総額は初値ベースで7兆35億円。午前終値は1360円で、時価総額は6兆5105億円となった。
親会社のソフトバンクグループはソフトバンク株の3分の1超を売り出し、新規上場では過去最高とみられる約2兆6千億円を調達した。

