JFEエンジ、ミャンマー・ティラワ港の拡張工事を完了 鋼製ジャケット桟橋を製作

 JFEエンジニアリング(社長・大下元氏)は18日、ミャンマー・ティラワ港で進めていた拡張工事が竣工したと発表した。東洋建設とのJVで受注した工事で、JFEエンジは鋼製ジャケット桟橋(鋼重4200トン)の製作を担当。14日には現地で竣工式典が行われ、四方淳夫取締役専務執行役員が出席した。

 2012年に日本・ミャンマー両政府はミャンマーの持続的な経済成長のためヤンゴン市から南東部に位置するティラワ港のインフラ整備を実施することで合意。港湾施設の拡張は海外企業誘致促進のためにも急務となっていた。

 今回、JFEエンジはミャンマーと合弁で設立したJ&Mスチールソリューションを活用し鋼製ジャケットを製作。14年の工場稼働以来、5万トンを超える鋼構造物を製造しており、ミャンマー国内のほか周辺国にも高品質の鋼構造物の輸出を行いインフラ整備に貢献している。

 式典にはミャンマーのチョウ・ミョー運輸・通信副大臣らも出席し、ミャンマーの物流インフラ整備と経済発展の加速に期待を寄せるコメントがなされたという。

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