鹿島の”19歳”をレアルは恐れよ 「右足にミサイル備えている」と警戒

注目集める鹿島の安部 photo/Getty Images

15日に行われたクラブワールドカップ準々決勝・グアダラハラ戦での一撃がよほど衝撃的だったのだろう。欧州王者レアル・マドリードは19日に鹿島アントラーズと対戦するが、それを前にスペイン『as』はグアダラハラ戦で右足から見事なコントロールショットを決めた19歳MF安部裕葵を警戒している。

安部はグアダラハラ戦に途中出場すると、後半に左サイドから狙い澄ましたコントロールショットで追加点を記録。この得点は海外でも大きな話題を呼び、元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ風ゴールだと絶賛された。デル・ピエロも似た角度から得点を決めることを得意としていたため、それで比較されることになったのだ。

その安部がレアル相手に何をしてくるのか。同メディアは日本の新たな才能として注目しており、グアダラハラ戦の一撃によって今回のクラブワールドカップの主役となったようだ。

「安部は右足にミサイルを備えている。加えて彼は極めて速く、ドリブルで相手をかわすことを得意とする。今季は大岩のチームでポジションを固め、全38試合に出場して5得点を記録した。代表では日本のU-19、U-20でプレイし、A代表も見えている」

東京五輪世代でもある安部を同メディアはA代表招集に近い存在とまで見ており、今回のレアル戦で警戒すべきタレントと能力を評価している。クラブワールドカップで世界のスカウト陣にアピールできれば、欧州挑戦も現実的な目標となってくるだろう。安部に限らず、鹿島の選手が白い巨人相手にどこまでやれるか楽しみだ。

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