V長崎の練習拠点 大村市長が応募表明

 サッカーのV・ファーレン長崎が県内自治体に練習拠点の移転先を公募していることについて、園田裕史大村市長は19日の市議会全員協議会で、1次公募に応じる考えを明らかにした。

 公募内容は、グラウンド5・5面とクラブハウス、選手寮などが整備可能な10ヘクタール程度の土地の無償貸与などが条件で、2020年2月をめどに新拠点の利用を始める方針。

 園田市長は「今の条件では不透明な点がある」とした上で、「公募に関心はある」と説明。21日までの1次募集に関心表明書を提出すると説明した。

 現在の練習拠点、諫早市サッカー場は天然芝1面と人工芝ミニコート1面を備える。V・ファーレン長崎の親会社、ジャパネットホールディングス(佐世保市)は諫早市に大幅な増設を打診したが、折り合いがつかず、移転を決断したとしている。

現在の練習拠点で体を動かすV・ファーレン長崎の選手たち=諫早市サッカー場

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