セーリング競技のワールドカップ(W杯)シリーズ江の島大会の開催に伴い、県の依頼で仮置き場に移動した大学生らの小型ヨット(ディンギー)が台風24号の影響で破損し、県が支援の方針を打ち出していることについて、黒岩祐治知事は19日、「学生が活動を行うため、活動支援金というような形で支払えないか」という考えを示した。
破損は自然災害によるため、知事は「県が支払う義務はないと思っている」としたものの、「所有者の皆さんの気持ちに寄り添った対応を、と指示してきた」と話した。
台風の強風でロープが切れるなどして大破した艇もある。被害によって部活動の存続にも関わる事態になった学生もいるという。県は現在、個別に被害状況などを聞き取っており、知事は「大学などの関係者から丁寧に話を聞きながら、具体策の検討を進めている」と述べた。