船長雑談で灯台気付かず、神戸

27人重軽傷のシャトル船事故

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神戸空港沖の灯台に衝突し、損傷したシャトル船(第5管区海上保安本部提供)

 神戸空港沖で昨年7月、関西空港と結ぶシャトル船が海上の灯台に衝突し、乗客乗員27人が重軽傷を負った事故で、運輸安全委員会は20日、船長がレーダーや衛星利用測位システム(GPS)を使わず、雑談しながら目視で運航した結果、決められた航路の外にある灯台に気付かなかったとの調査報告書を公表した。

 灯台は背後のコンテナターミナルの照明の影響で見えづらかったのに、船長らは雑談するなどして集中を欠いており、報告書は「規律が守られず、事故の発生につながった」と指摘した。

 報告書によると、シャトル船は船長と機関長で運航、運航会社が役割分担を明確に指示していなかった。