日本、IWCから脱退へ

30年ぶり商業捕鯨再開向け

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調査捕鯨で北海道・釧路港に水揚げされたミンククジラ=2017年9月

 政府が約30年ぶりの商業捕鯨の再開に向け、クジラの資源管理を担う国際捕鯨委員会(IWC)から脱退する方針を固めたことが20日、分かった。政府関係者が明らかにした。来週にも表明する。日本近海や日本の排他的経済水域(EEZ)内で行う方向で調整している。日本の国際機関脱退は戦後ほとんど例がなく極めて異例。国際社会からルール軽視との批判を浴びることは避けられない。

 9月にブラジルで開かれたIWC総会で商業捕鯨の再開提案が否決され、脱退により局面を打開する必要があると判断した。日本は資源が豊富な一部鯨種の商業捕鯨再開を提案したが、反捕鯨国が反発して否決された。

クジラ保護推進のための宣言を採択した国際捕鯨委員会(IWC)総会=9月、ブラジル・フロリアノポリス(共同)