トヨタの国内自動車生産計画、19年度は1.5%増で20年度も同水準

4~6月期も高水準持続

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 トヨタ自動車は、19~20年度の自動車生産計画をまとめ、関係先に伝えた。業界筋によれば、直近の日当たり国内生産は、例年水準を落とす4~6月期も1~3月期からレベルを落とさず、1万4千台ペースを継続する見通し。また、19年度の国内生産は327万台で前年度比1・5%増、20年度も同水準を継続する計画。関連するコイルセンターや鋼管、特殊鋼扱い筋では、足元の高い水準が来年度上期までは継続する可能性が高い。

 このうち、日当たり生産(完成車)は足元で2月は約1万5千台、3月も同程度の水準で推移する見通し。3月生産を同1万6千台以上に増やす観測も市場には出ていたが、部品や素材の供給も追いつかないため、結果的に4~5月の生産水準を引き上げてトータルの生産量を増やす計画に落ち着いたようだ。

 このため、当初計画では同1万3千台を下回る水準を見込んでいた4~5月は計画を上方修正することになりそう。4~6月期の平均で日当たり1万4千台を計画している。

 この結果、年度計では19年度上期(4~9月期)の生産は170万台と当初計画よりかなり増える見通し。下期(10~3月)は157万台を計画している。海外を含むグローバル生産は910万台で前年度比1・4%の増加を見込む。

 関係する東海地区のコイルセンターなどでは、人手不足で加工レベルをこれ以上引き上げられないところが目立つが、自動車生産は三菱やホンダなども堅調な生産を見込んでいるため、繁忙感の強い状況が当面は続きそう。諸コストの上昇で加工賃の見直しなども議論になりそうだ。