「レインボーかもめ」22日就航 九商フェリー 島原―熊本に新造船

輸送力向上 客室も快適

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 九州商船(長崎市)のグループ会社、九商フェリー(島原市)は22日、新造フェリー「レインボーかもめ」を島原-熊本港間で就航させる。19日、船内の内覧会と就航披露式が島原市内であった。
 「レインボーかもめ」は、「フェリーあそ」の老朽化に伴い新造。全長60・5メートル、幅13・5メートル、最大高26・3メートル。850トン。旅客定員は計485人。屋内の客席は296席で、「フェリーあそ」(144席)から倍増。大型バス10台、乗用車34台が搭載できるなど輸送力を大幅に向上させた。
 客室はソファ仕様のバリアフリー席、フォワードラウンジ、カフェラウンジを設けたほか、ゆとりある座席配置とした。前方はガラス張りで有明海の眺望が楽しめる。波がかぶらないよう1階車両甲板を完全密閉する構造で、車いすで昇降できるバリアフリーエレベーターも設けた。建造費は約15億円。「フェリーくまもと」と2隻態勢で運航する。従来通り、1日10往復し、所要時間は1時間。
 就航披露式には同社はじめ長崎、熊本両県の関係者ら約170人が出席。美根晴幸社長は「有明海にふさわしいすばらしい船を造っていただいた。世界遺産関連の観光振興など地域経済の活性化に寄与したい」とあいさつした。

島原ー熊本港間に就航する新造フェリー「レインボーかもめ」=島原港
ソファー仕様のラウンジやゆとりのある座席配置とした客室内