金型製造の小出製作所 長崎に設計・開発拠点 2019年2月、業務開始

 金型専業メーカーの小出製作所(静岡県磐田市)は19日、長崎市内に設計・開発拠点となる長崎事業所を新設すると発表した。県や県産業振興財団が誘致した。2019年2月に業務を開始する予定で、5年間で県内を中心に19人の雇用を計画している。
 事業所を開設するのは、出島交流会館(出島町)にある県の誘致企業用賃貸オフィス(71平方メートル)。エンジンの金型の設計開発業務や、生産体制の自動化に向けた設備の設計などに当たる。
 同社は自動車のエンジンやミッション関係部品などの金型を手掛けるメーカー。18年8月期決算(単体)は、売上高が21億6千万円。従業員数94人(12月現在)。韓国と中国、インド、バングラデシュに現地法人がある。
 工学系をはじめとする優秀な人材が確保しやすいことに加え、立地企業に対する行政の支援が充実していることが進出の決め手になったという。

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