マチャドが「本命」ヤンキースと契約交渉 GM、監督らが出席

今オフのフリーエージェント市場における最大の目玉選手の1人であるマニー・マチャドは、獲得レースの「本命」と目されるヤンキースに入団するのだろうか。もし、本当にマチャドがヤンキースと契約するのであれば、日本時間12月20日は重要なステップとなった可能性がある。ヤンキースは本拠地ヤンキー・スタジアムで、ブライアン・キャッシュマンGMやアーロン・ブーン監督の同席のもと、約90分間にわたってマチャドとの契約交渉を行った。

マチャドは先日、ホワイトソックスとの契約交渉を行い、日本時間12月20日にヤンキー・スタジアムを訪れた。明日にはフィラデルフィアに移動してフィリーズとの契約交渉を行う予定となっており、現時点ではマチャドと本格的な契約交渉を行うのはこの3球団のみであると見られている。

今回の契約交渉に出席したのはキャッシュマン、ブーンのほか、コーチングスタッフから数名、GM特別アドバイザーとしてフロントに加わったばかりのカルロス・ベルトラン。このほかに、CCサバシアもヤンキー・スタジアムへ入っていった様子が目撃されているが、契約交渉の場に同席したかどうかは定かではない。

ヤンキースは正遊撃手のディディ・グレゴリアスがトミー・ジョン手術を受け、来季の大部分を欠場する可能性があるため、マチャドは遊撃に空いた穴を埋めるのにうってつけの存在と言える。グレゴリアスが復帰したあとは、遊撃にグレゴリアス、三塁にマチャドが入り、大谷翔平(エンゼルス)と新人王を争ったミゲル・アンドゥハーは一塁または指名打者に回るか、トレード要員となる可能性もある。グレゴリアスは来季終了後にフリーエージェントとなるが、ヤンキースがマチャドの獲得に成功すれば、グレゴリアスとの再契約の優先度はおのずと低下するだろう。

ヤンキースを移籍先の第1希望に挙げていることが報じられているマチャドだが、その報道どおりにヤンキースへの入団を決断するのか。それとも、フィリーズやホワイトソックスなど、他球団への入団を選択するのか。早ければ年内にもマチャド獲得レースが決着を迎える可能性もありそうだ。

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