気温変動大 北日本は年末年始に大雪のおそれ 気象庁1か月予報

1か月予報(12月22日~1月21日の平均気温) 出典=気象庁ホームページ

 気象庁は20日、向こう1か月の予報を発表した。北日本は冬型の気圧配置が強まりやすく、向こう1か月の気温は平年並か低く、日本海側の降雪量は平年並か多い見込み。一方、東・西日本と沖縄・奄美は暖かい空気に覆われやすく、向こう1か月の気温は高い予想となっている。

低温に関する異常天候早期警戒情報。

 週ごとの予報によると、1週目(12/22~28)は気温の変化が大きい見込み。23日(日)頃までは暖かい空気が流れ込んで気温が高いが、24日(月・振替休日)頃には、寒気が流れ込んで急に気温が下がるおそれがある。北日本はその後も気温が低く、特に27日(木)頃から年末年始にかけては平年をかなり下回る見通し。このため気象庁は、北海道と東北に「低温に関する異常天候早期警戒情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

1か月予報(12月22日~1月21日の降雪量) 出典=気象庁ホームページ

 また、東北日本海側にはあわせて「大雪に関する異常天候早期警戒情報」も発表されている。東北では日本海側を中心に、青森県下北、岩手県内陸、宮城県西部でも、降雪量が平年よりかなり多くなる見通し。帰省やUターンラッシュと重なることも考えられるため、除雪の対応や路面の状態、交通機関の運行状況に例年以上に気を配る必要がある。

 3~4週目(1/5~18)は、北日本で引き続き寒気の影響を受ける時期があるが、東・西日本、沖縄・奄美は暖かい空気に覆われやすい見込み。このため、気温は北日本で平年並みの寒さが予想されるが、その他の各地は南の地域ほど平年より気温が高くなりそうだ。

© 株式会社ウェザーマップ