「やすらぎの刻~道」に平均年齢74歳の“超大型新人”7人が入居

テレビ朝日系で2019年4月にスタートする帯ドラマ劇場、テレビ朝日開局60周年記念作品「やすらぎの刻~道」(開始日未定)に、いしだあゆみ、大空眞弓、丘みつ子、笹野高史、ジェリー藤尾、松原智恵子、水野久美が、新たにレギュラー出演することが決定した。平均年齢74歳という“超ベテラン”でありながら“新人”という立場で“やすらぎワールド”に加わり、新たなドラマを紡いでいく。

本作は、前作「やすらぎの郷」(17年4~9月)の主人公・菊村栄(石坂浩二)が執筆するシナリオ「道」が新たに映像化されていくという設定で、“ふるさと”をテーマに昭和初期から戦中、戦後、平成という時代を生き抜いた無名の夫婦の生涯を1年間かけて描く。そして、ドラマ「道」の展開とともに「やすらぎの郷」の“その後”も合わせて描かれる。菊村をはじめ、白川冴子(浅丘ルリ子)、水谷マヤ(加賀まりこ)、高井秀次(藤竜也)、真野六郎(ミッキー・カーチス)らに7人の“大型新人”が加わり、騒動を巻き起こしていく。

中川玉子役のいしだは「今回、お仲間に入れていただけることになり、とてもうれしく、かつ緊張もしております。倉本先生の作品はいつも初心に帰ってオーディションを受けるような気持ちで臨んでおりました。今回も初心に帰って心を込めて役柄に挑み、誠心誠意、頑張ってまいります」と意気込みを静かに語った。桂木怜子役の大空は「“新参者”として、皆さまの後を一生懸命ついていきたいと思っております。皆さまの足を引っ張らないように、倉本先生の作品に恥じないように、この足で一生懸命ついてまいりますので、よろしくお願いいたします」とコメント。

香川さくら役の丘は「前作の『やすらぎの郷』の時、私はたまたまお隣のスタジオで別の作品の撮影をしていたんです。知っている役者さんも出演されておりましたので、『私も出たい』とアプローチいたしましたが、『まだ70歳を越えていないからダメだ』と言われておりました。あれから時を経て、私もようやく70歳を越えたので今回、晴れて出演できることになり、『万歳!』という気持ちです」と今回の出演に大喜び。 蒟蒻亭乙葉役の笹野は「私は20代からおじいさん、おばあさん役を演じておりますが、昨年、『やすらぎの郷』を拝見していて、なぜこのキャストに選ばれないのかと悔やんでおりました。『あぁ、私なんぞはまだこの作品に出演するには若いんだなぁ』『まだまだ修業が足りないんだなぁ』と思っておりました(笑)。待ちに待って、今回やっと役をいただきました」とうれしそうに話した。

辛坊修役の藤尾は「私は元来、歌手が本業でございます。したがってせりふを覚えるのが非常に遅いかもしれませんが、皆さま方の足を引っ張りませんよう、精いっぱい演じさせていただきたいと思っております」と、大ベテランながらも謙虚にコメント。九重めぐみ役の松原は「日活時代、倉本聰さんとは4本の映画をご一緒させていただきました。49年前のテレビドラマ『颱風とざくろ』で、共演が石坂浩二さんでしたので、とても懐かしい感じがしました」と振り返った。岸井さとみ役の水野は「オファーが来た時の心境は、『わ~!うれしい~!』のひと言に尽きます。倉本先生とお仕事をご一緒した経験がなかったので、とてもうれしく思っております。初めての役どころなので、新しい自分が出せたらいいなと意気込んでおります」とやる気を見せた。

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