ザギトワ選手、一時棄権説も

メドベージェワ選手は突然のプログラム変更

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太田清

47NEWS編集長

太田清

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共同通信社入社後、広島支局、大阪社会部、外信部、経済部、ベオグラード支局、モスクワ支局、ローマ支局などを経て2016年より現職。イトマン事件、阪神大震災、コソボ紛争、ユーゴ空爆、モスクワ劇場占拠、アフガン紛争、ギリシャ財政危機、東日本大震災などを取材。

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ロシア杯のエキシビションで演技するアリーナ・ザギトワ選手=モスクワ、11月18日(共同)

 ロシア西部サランスクで行われるフィギュアスケートのロシア選手権は、平昌冬季五輪金と銀メダリストのアリーナ・ザギトワ、エフゲニア・メドベージェワ両選手が対決することもあり、大いに注目を集めているが、ザギトワ選手のサランスク入りが遅れたことから現地取材する記者らの間で一時、けがのため棄権するのではとの憶測が流れる騒ぎとなった。ニュースサイト「ガゼータ・ルー」などが20日、伝えた。 

 しかし、スポーツ紙「スポルト・エクスプレス」(電子版)が、ザギトワ選手のコーチ、エテリ・トゥトベリゼさんの娘でフィギュアスケーターのジアーナ・デビスさんとともに、列車でモスクワからサランスクに向かうザギトワ選手の動画を公開、騒ぎは沈静化した。20日に現地入りするという。 

 19日時点では、ザギトワ選手を除く全スケーターが現地入りし氷上での公式練習を始めていたことから、ザギトワさんの不在が憶測を呼ぶ羽目となったようだ。 

 ザギトワ選手はカナダ・バンクーバーで行われたグランプリファイナルのフリーの演技前、テレビのケーブルにつまづき右足首をねんざ。チームは棄権を提案したがザギトワ選手自身が出場を望み、紀平梨花選手に続く2位となった。 

 一方、早々に現地入りしたメドベージェワ選手は今回、ショートプログラムでのプログラムを変更して大会に臨む。シーズン途中では異例で曲目はオペラ「トスカ」。ロシア選手権は欧州選手権代表を決定し、世界選手権の代表選考にも大きく影響する大事な大会で、今シーズン、スケートカナダで3位、フランス杯は4位に終わり、シニアデビューの2015年から続いていたグランプリファイナル進出(17年は負傷欠場)が途切れるなど調子を落としていたメドベージェワ選手にとり、落とせない一戦となっている。 

 スケートカナダで優勝、NHK杯でも3位に入り、グランプリファイナルでも3位となるなど復活を果たしたエリザベータ・トゥクタミシェワ選手は肺炎で緊急入院し、今大会には出場できないが、これまでの実績から欧州選手権代表入りの可能性は残る。病床で17日の誕生日を祝う姿をツイッターにアップした。 (共同通信=太田清)