全国体力テスト 茨城県、全国上位を維持 小5女、中2男 2位

中2女も過去最高点

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文部科学省が20日公表した2018年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(全国体力テスト)で、茨城県の小学5年女子と中学2年男子が、いずれも昨年と同じ全国2位に入った。中学2年女子は昨年度から順位を一つ落とし全国3位となったが、体力合計点は過去最高を記録した。小学5年男子は全国4位と順位を落としたが、調査を始めた2008年度から、学年男女別の全国順位はいずれも5位以内と、全国上位を維持している。

調査結果によると、中2女子の体力合計点は、全国平均(50・43点)を3・88ポイント上回る54・31点で、昨年度の54・19点を超え過去最高を更新した。中2男子、小5男女はいずれも昨年度の点数を下回ったものの、全国平均を2・43〜3・73ポイント上回った。

種目別では、全32種目のうち、小5男子のソフトボール投げを除く、計31種目で全国平均を上回った。小5女子は全8種目のうち7種目、中2女子は6種目、小5男子と中2男子は各5種目で1桁順位を獲得し、それぞれ総合力の高さを示した。

種目別に見ると、50メートル走は、中2女子が昨年度のタイムを上回り8・53秒で全国1位を維持。中2男子が昨年度からタイムを伸ばし7・82秒で同1位となった。

小5女子は昨年度に続き、上体起こし(20・92回)と長座体前屈(40・72センチ)の2種目で同1位をキープ。小5男子は長座体前屈(36・29センチ)で同1位だった。

本県では、体力テストの結果を分析した学校ごとの指導計画作りのほか、大学などと連携した教員の指導力アップにも努める。体力上位県を堅持している理由について、県教委は「各学校ごとの体力向上に向けた意識の高まりと、日頃からの地道な取り組みの成果」と分析している。

一方、小5男子のソフトボール投げ(21・66メートル)は昨年度に続き、唯一全国平均(22・14メートル)を下回り、順位も全国37位と低迷した。県教委では、専門家の意見を取り入れた指導や教員研修など各種対策を進めているが、「なかなか成果につながっていない」(県教委)のが現状。県教委は引き続き、投力アップに向けた原因究明と改善策に取り組む考え。(朝倉洋)

★全国体力テスト
文部科学省が実施する「全国学力テスト」のスポーツ版。小学5年と中学2年を対象に毎年、4〜7月にかけて実施。実技は8種目。握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、50メートル走、立ち幅跳びのほか、小5はソフトボール投げと20メートルシャトルラン、中2はハンドボール投げと、シャトルランか持久走を選択する。運動習慣や生活習慣も調査する。