DeNA東が日本プロスポーツ大賞最高新人賞に 大谷には「挨拶だけしっかりと」

「2018年日本プロスポーツ大賞」の最高新人賞を受賞したDeNA・東克樹【写真:荒川祐史】

壇上でスピーチも「頭が真っ白で何を言ったか覚えていません」

 DeNAの東克樹投手が20日、財団法人「日本プロスポーツ協会」が制定する「2018年日本プロスポーツ大賞」の最高新人賞を受賞した。

 立命館大から2017年のドラフト1位でDeNAに入団した東は開幕からローテの一角を担うと、シーズンを通して大車輪の活躍。24試合に先発してチームトップの11勝、防御率2.45の好成績を残し、セ・リーグの新人王に輝いた。

 この賞は野球に限らず、他競技も合わせたスポーツ界全体の賞で「かなり緊張しました。NPBアワードの時に続いて、頭が真っ白になり、自分が何を言っているの全然覚えていません。率直にうれしい。各スポーツの中から新人賞を受賞できたのはうれしいです」と素直に喜びを語った。

 華々しい活躍を見せたプロ入り1年目を振り返り「全く想像していなかった。自分がこういう式典に呼ばれることなんてないと思っていた。すごい嬉しい。右も左もわからない世界に入って、想像以上の生活、世界が広がっていたその中で1年間やれたのは大きな自信になった」と語った東。来季に向けて「こういう賞や新人王をもらって、期待値が高まっている。それを裏切らないように、今年以上、最低でも今年の成績を残せるように頑張っていきたい」と表情を引き締めた。

 受賞式には、大賞に輝いたエンゼルスの大谷翔平投手も出席しており、東は「面識は全くないです。大谷さんも忙しいので、挨拶だけはしっかりしました。いずれ自分も(大賞を)とれるように頑張りたい」と語っていた。(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)

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