三協立山の学生建築デザインコンペ、最優秀賞に日大・東北大院

 三協立山は学生デザインコンペ「未来のとびらコンテスト2018(大学生版)」の審査結果を発表した。コンテストは建築を志す学生にアルミ建材について興味を持ってもらうことが狙い。4回目の開催で、今年は「ずっといたくなる住まい」をテーマに既存の家の概念を超えるような斬新な提案を募った。最優秀賞には日本大学の学生らによる作品と、東北大学大学院の学生による作品が選ばれた。

 日本大学と同大学院の学生による「家から出ても、わたし、まだはだし。」は玄関で靴を脱いだ時の緊張感からの解放に着目。裸足で過ごせる共有部を持つ住宅群を提案した。東北大学大学院による「イエのロジ」は路地を魅力的な存在として捉え、住宅の中に路地を再現した空間を設けている。

 このほど富山県高岡市のホテルニューオータニ高岡で最終審査会・表彰式が行われた。同社で建材事業を担当する三協アルミ社の中野敬司社長は挨拶に立ち「コンテストを糧として未来の建築界に羽ばたいてほしい」と話した。

© 株式会社鉄鋼新聞社