欧州最高の戦いであるUEFAチャンピオンズリーグのグループステージが終了し、決勝トーナメントの組み合わせが決まった。
ここでは、『Squawka』による「グループステージでがっかりだったワーストイレブン」を見てみよう。
GK:アンドリー・ピャトフ(シャフタール)
彼にとっては厳しい話だが、守備ユニットとしてのシャフタールはひどかった。
最終節までの5試合で全て2失点以上を奪われたのだ。リヨンとの最終戦は1失点(1-1)だったが、敗退にはもうすでに十分だった。
RB:フアンフラン(アトレティコ)
彼は2年ほど前からフェードアウトするかに思われたが、そうはならず。だが、その代わりに今年にそれは起きてしまった。
33歳のベテランSBは、ドルトムントの18歳ジェイドン・サンチョにズタズタにされ、チームは0-4と大敗した。
CB:ジェメルソン(モナコ)
彼は今季のCLで最初から最後までひどかった。だが、それは他の全モナコ選手も同じだ。
ジェメルソンが目立ってしまったのは、10代の若手とコンビを組んだアトレティコ戦。
アンヘル・コレアに対する守備で文字通り芝生に崩れ込んでしまったシーンだ。それはグリーズマンの得点につながってしまい、試合は終わった。
CB:ジェイソン・デナエル(リヨン)
面白半分で失点を許したリヨンがラウンド16に進めたのは攻撃力のおかげだ。
特にデナエルは繰り返しやられていた。直近でいえば、シャフタール戦の失点も…。
LB:ファビアン・デルフ(マンチェスター・シティ)
昨季の彼は間違いなく一級品だったが、今季のCLでは綻びが見え始めた。
特にリヨンには何度となくやられ、失点にも繋がった…。あのミスはクリスマス頃に発売されるお笑いDVDに収録されるだろう。
MF:ネマニャ・マティッチ(マンチェスター・ユナイテッド)
マティッチは長身であり、驚異的な耐久力とスタミナも兼ね備えている。
だが、彼について言えるポジティブなことはこれくらいだろう。乱雑なプレーを見せた彼が今後もユナイテッドにいられるのかは誰にも分からない。
MF:ダニ・パレホ(バレンシア)
気のめいる様な形でグループステージ敗退となったバレンシア。パレホも失望に終わったが、彼がこの11人に入った理由はそれだけではない。
ユヴェントスとのグループステージ初戦、ロナウドが退場して10人になった相手にパレホはPKを与えたうえ、自らはPKを失敗してしまったのだ…。
MF:ユーリ・ティーレマンス(モナコ)
21歳になった元神童は、モナコで本領を発揮することに苦しんでいる。
彼自身のスタッツ的に問題はないが、チームはひどい状態にある。ティーレマンスが全く影響力をもたらすことができていないからだ。
ひどい形でCLを去ったモナコは、当分この舞台に戻ってこられないだろう。
FW:ロドリゴ(バレンシア)
バレンシアの敗退を彼ひとりの責任にするのはアンフェアだろう。だが、スタメン出場したFWのなかで得点がなかったのは彼だけだ。
昨季爆発したロドリゴには、古巣レアル・マドリー復帰の噂まで出ていた。今思えば、バレンシアは彼を売るべきだったかも?やはり彼の低調ぶりはバレンシア敗退の主な要因だ。
FW:イヴァン・ペリシッチ(インテル)
ワールドカップ“ぼけ”は本当の話だ。英雄的な尽力によって決勝進出を果たしたクロアチア選手のほぼ全員が今季は苦しんでいる。
ペリシッチもそのひとり。ジョゼ・モウリーニョ監督(当時)からの獲得要望を撥ね付けたマンチェスター・ユナイテッドのエド・ウッドワード副会長は自らの判断にドヤっているかもしれない。
このクロアチア人は好調時のクリエイティブさが全く失われている。PSVを撃破できずに散ったインテルのグループステージ敗退の主な要因だ。
FW:ロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)
今季絶不調のルカク。CLでのゴールはなく、チーム内で誰よりも多くオフサイドにひっかかった。
本人は自分が筋肉が付き過ぎていると口にしていたが、ラウンド16で輝くために、それまでに痩せられるかは見ものだ。
なぜなら、彼がグループステージでやったような悲しくなるようなパフォーマンスを今後もすれば、ユナイテッドは大変になるはずだから。