ロッキーズが好打者・マーフィーと2年契約 一塁手として起用か

日本時間12月21日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ロッキーズはフリーエージェントの好打者、ダニエル・マーフィーと2年2400万ドルで契約合意に至ったようだ。ジ・アスレチックのロバート・マレーは契約内容の詳細について、2019~2020年の2年契約で、2021年の契約は相互オプションまたはバイアウトとなっており、保証されている金額が2400万ドルであると報じている。キャリアの大部分を二塁手として過ごしてきたマーフィーだが、ロッキーズは一塁手として起用することを考えているようだ。

現在33歳のマーフィーは、シルバースラッガー賞2度(2016年・2017年)、オールスター・ゲーム選出3度(2014年・2016年・2017年)の実績を誇る好打の二塁手であり、メッツ時代の2015年にはポストシーズンで大活躍してリーグ優勝決定シリーズのMVPを受賞。通算では打率.299、122本塁打、OPS.803をマークしている。

今季は故障により出遅れたものの、ナショナルズで56試合、カブスで35試合に出場し、2球団合計で打率.299、12本塁打、42打点、OPS.790をマーク。OPS.900以上の過去2シーズンに比べるとやや物足りなかったものの、安定感のあるバッティングは健在だった。

ロッキーズは一塁手の補強を目指しており、ウィンター・ミーティングではカルロス・サンタナ(インディアンス)やエドウィン・エンカーナシオン(マリナーズ)の獲得を狙ったものの、トレード交渉が不調に終わり、ターゲットを変更。キャリアの大部分を二塁手として過ごしてきたマーフィーを正一塁手として起用する方針だ。これにより一塁を中心に起用されていたイアン・デズモンドは外野に回ることになり、二塁はライアン・マクマーンとギャレット・ハンプソンの若手2選手によるプラトーンが濃厚。外野は正中堅手のチャーリー・ブラックモンがレフトに移ることが報じられており、レフトにブラックモン、センターにデズモンド、ライトにデービッド・ダールが入る布陣が基本となりそうだ。

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