県北地方に秋の訪れを告げるアゴ(トビウオ)の天日干しが平戸市で最盛期。港町は昔ながらの手作業で活気づいている。
崎方町の篠崎海産物店(篠崎繁実社長)では、振り塩をし一晩置いて半日ほど乾かす「一夜干し」と、炭火で焼いて一週間ほど干す「焼きアゴ」作り。
海岸沿いの作業場にはずらりと並んだ銀色の魚体が天日に輝き、「アゴ風」と呼ばれる北風をたっぷりと受けている。郷愁たっぷり。
篠崎社長の妻、恭子さん(44)は「澄んだ空気、ゆっくり流れる時間がうま味を増します。火であぶって食べても、だしをとっても最高です」。
(平成19年9月21日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。