がん検査結果の確認を忘れる

熊本大病院医師、発見1年超遅れ

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記者会見で謝罪する熊本大病院の谷原秀信病院長(中央)ら=21日午後、熊本市

 熊本大病院(熊本市中央区)は21日、泌尿器科の30代男性医師が外来患者の検査結果を確認し忘れ、ぼうこうがんの発見が1年超遅れる医療過誤があったと発表した。院内の情報共有に不十分な点があった上、ミスが分かった後の患者側への連絡も徹底しなかった。その後で再び来院した患者を詳しく検査した段階で、末期がんを確認した。

 病院によると、2017年2月、60代男性患者が受診。尿検査でがんの疑いを示す結果が出たため、診察した30代男性医師は、同僚の20代女性医師を通じて尿に含まれる細胞の検査を発注。がんの疑いが濃いことを示す結果が同月中に出ていたが、結果確認を怠った。