葉ワサビ売り出せ 日田 生産者、レシピ考案【大分県】

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完成した葉ワサビを使った料理。レシピをまとめて販促活動に使う
葉ワサビ料理を作り、味見をしながら意見を交わす神谷禎恵さん(右端)と参加者=日田市

 JAおおいた日田わさび部会(約70戸)は、青果の葉ワサビの販売を拡大するため料理のレシピ作りをしている。まだなじみがない消費者に、手軽でおいしい食べ方を提案して売り込む狙い。年明けに都市部で行う実演販売で活用する。

 県西部振興局の助成を受けた取り組みで、5日に市総合保健福祉センターでレシピ作成会をした。生産者の女性6人など15人が参加。宇佐市のフードプロデューサー神谷禎恵さん(52)が指導した。

 持ち寄った家庭料理のしょうゆ・かす漬けや、若手生産者が考案したわさびムースなどを試食。神谷さんは爽やかな辛味や緑の鮮やかさを生かした▽たまごサンドイッチ▽揚げ物にかけるタルタルソース▽ちらしずし―などを提案した。

 いずれも、湯通しした葉をもんで漬け汁であえるしょうゆ漬けを活用。刻んでいり卵と合わせて具にしたり、酢飯に混ぜ込んだりした。出来上がりを試食して意見を交わした。

 レシピをまとめてリーフレットなどの販促用品を作る。1~3月に大分、福岡、北九州各市の百貨店、スーパーで実演販売を実施する予定。神谷さんは「ワサビは日本人になじみ深い食材。水郷日田の美しい水と森があってこその葉ワサビ。もっと多くの人に知ってもらいたい」と話した。

 市内のワサビ栽培はわさび漬けの原料となる加工用の出荷が中心。高齢化で生産縮小が懸念される中、日田わさび部会は単価が高い青果に力を入れる。

 佐藤学部会長(55)は「葉ワサビの生産拡大は収入増や労力軽減につながる。食材として売り込みたい」と話した。