これぞリヴァプールが求めていたユーティリティ性 CBの緊急オプションとは

リヴァプールに加わったファビーニョ photo/Getty Images

今季のリヴァプールは未だにリーグ戦で無敗を貫いて首位を守っているが、その大きな強みとなっているのが堅い守備だ。以前は守備が脆いとのイメージが定着していたが、今ではクリーンシートを連発できる安定したチームになっている。

しかし、その堅守リヴァプールにも不安要素はある。フィルジル・ファン・ダイクと堅守を築いてきたDFジョー・ゴメス、さらに最近のパフォーマンスが評価されていたDFジョエル・マティプが離脱。センターバックの層が薄くなってしまい、デヤン・ロヴレンとファン・ダイクで回していかなければならなくなった。

では、この2人にも問題が起きた場合はどうするのか。指揮官ユルゲン・クロップが検討しているのは守備的MFとしてプレイするファビーニョをコンバートする案だ。これはあくまで緊急時の対策だが、英『Liverpool Echo』によればクロップはファビーニョがセンターバックでもプレイできると確信している。

「デヤンが全てのゲームをプレイできることを願っているが、現時点では分からない。我々にはオプションがないが、ファビーニョはセンターバックでも上手くやれるよ」

ファビーニョは今夏モナコからやってきた選手で、開幕当初は出遅れてしまった。プレミアリーグへの適応に時間がかかってしまったが、緊急時にセンターバックとしてもプレイできればリヴァプールにとって大きなプラスになる。この緊急プランを使わないのが1番だが、ファビーニョのユーティリティ性があるのは心強いだろう。

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