東京支社/新幹線 整備方法は越年

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 九州新幹線長崎ルートで懸案になっている新鳥栖-武雄温泉間の整備方法を話し合う与党検討委員会が何度となく開かれたが、明確な方向性を打ち出せないまま越年することになった。

 壁になったのは佐賀県。フリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)導入が車軸トラブルや高コストを理由に見送られ、選択肢は全線フル規格とミニ新幹線に絞られた。ところが、同県は費用負担が増えること自体から反対し、協議の入り口にも立てなかった。

 検討委では全線フル、ミニ新幹線、FGTの3方式について費用対効果や収支採算性などが比較され、国土交通省は全線フルが経済性で優れているとした。検討委内でも本県選出国会議員を中心に全線フルを推す声があり、議論の底流には「可能ならば全線フル」との思いが流れているのは想像に難くなかった。佐賀県知事選も終わり、来年からの動きが注目される。

 人件費などの高騰で長崎-武雄温泉間の工事費が約1200億円上振れする問題も並行して持ち上がった。最終的には財源確保にめどが付き、2022年の暫定開業には間に合う公算となったが、受難続きを印象付けた。

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整備方法について話し合う与党検討委=7月19日、衆院第2議員会館