福岡支社/FFGが共用オフィス

 ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)は3月末、さまざまな業種の人たちが仕事場を共用するコワーキングスペース「DIAGONAL RUN FUKUOKA(ダイアゴナル・ラン・フクオカ)」を福岡市中央区に開設した。親和銀行(佐世保市)が運営を担い、本県企業も利用している。

 施設ではオフィス機能の提供にとどまらず、利用者同士の交流を促し、技術やアイデアをつないで新たなビジネスの創出を支援する。創業間もない企業や、県外企業の福岡・九州での拠点などとして利用されているという。創業者らが本県出身というメーカー、ヘルスター(福岡市)は、本県での事業展開を見据えて入居。幹部は「人と人とのつながりや資金面での助言を期待している」と話す。

 「ダイアゴナル-」の責任者で親和銀行員の永山親平さんは「ベンチャー企業支援やマッチングを手掛けるグループ会社とも連携を深め、(入居者に)取引先を紹介する枠組みづくりを強化したい」とする。福岡市内の同種施設の中で存在感を示し、地元企業の成長や経済の活性化にどうつなげていくか、注目される。

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好みの場所に座り仕事をする利用者=福岡市、ダイアゴナル・ラン・フクオカ

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