氷瀑の絶景 今年も/十和田・奥入瀬渓流ホテルが冬季営業開始、宿泊客続々

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氷瀑が作られる露天風呂。寒さが厳しくなると全体を覆うように氷のボリュームが増し、高さ約3.5メートルにも。夜は幻想的な冬景色が楽しめる=21日午後

 青森県十和田市奥瀬栃久保の「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」(山下麗奈総支配人)が21日、昨年に続いて冬季営業を開始した。今年の予約件数は、昨年同期比(20日現在)で2倍以上という。冬の国立公園の自然美を満喫するツアーをさらに充実させ、閑散期とされてきた冬期間の奥入瀬渓流の誘客に弾みをつける。冬季営業は来年3月30日まで。

 冬期間は、滝が結氷した「氷瀑(ひょうばく)」の絶景を演出した露天風呂、渓流での氷瀑スノーシューツアーといった宿泊者の満足度を高める仕掛けを充実させる。氷瀑ライトアップ、奥入瀬渓流ガイドのツアーに加え、今年からスノーモンスターと称される樹氷を楽しんでもらえるよう、八甲田ロープウェーまでのシャトルバスを運行する。

 21日午後はチェックイン開始前から団体、個人の宿泊者が続々と到着、約1カ月ぶりに館内ににぎわいが戻った。

 山下総支配人は「今年の氷瀑ライトアップは色味を変えて写真映えするよう修正した。ライトアップなど地域住民と連携した取り組みを継続し、冬季営業の認知度を高めた上で1年を通して足を運んでもらえるエリアにしていきたい」と話した。

 同ホテルは、環境省がインバウンド(訪日外国人旅行)客の増大に向けて取り組む「国立公園満喫プロジェクト」の対象エリア・十和田八幡平国立公園の奥入瀬渓流沿いに位置する。2008年以降、採算性の問題から冬季営業を休業してきたが、同プロジェクトの動きなどから15年から施設改装整備を進め、17年に冬季営業を再開した。