えとの亥 にっこり 佐世保独楽作りピーク

 来年のえと「亥(い)」をモチーフにした佐世保独楽(こま)作りが、長崎県佐世保市島地町の佐世保独楽本舗でピークを迎えている。

 県指定伝統的工芸品で、長く回ることから長寿や健康を願う縁起物として親しまれる。

 代表の山本貞右衛門さん(60)が、ブナ科の広葉樹、マテバシイを削って赤や黄、緑などを色付け。妻の由貴子さん(60)と長女の優子さん(29)が、にっこりした表情や真ん丸とした目が特徴のイノシシを描く。由貴子さんは「1年元気で過ごしてほしいという願いを込めている。目標に突き進んで」と話した。

 恒例のこま回し大会は1月2日午後1時から島地公園で開き、参加者にはぜんざいを振る舞う。

来年のえと「亥」のこま作りがピークを迎えている佐世保独楽本舗=佐世保市島地町

© 株式会社長崎新聞社