かつての鉄砲産地・国友に火縄銃残したい 収集家が寄贈

©株式会社京都新聞社

鈴木さん(右)が寄贈した火縄銃=長浜市国友町・国友鉄砲の里資料館

 趣味で古式銃を収集している滋賀県長浜市八幡東町の鈴木健市さん(77)が22日、同市国友町の国友鉄砲の里資料館に火縄銃1丁を寄贈した。23日から同館で展示される。

 鈴木さんは地元の「国友鉄砲研究会」に所属し、これまでに火縄銃や管打ち式銃など約60丁を集めてきた。火縄銃に関する町の歴史を研究したり、県内の催しで発砲を披露したりしている。

 鉄砲の一大産地であった国友町に火縄銃を残したいと、同町で活躍した鉄砲鍛冶師の国友覚治郎充男が明治初期に作った銃(長さ1・35メートル、重さ2・8キロ)を贈った。保存状態は良好で実際に撃つこともできるという。

 同館で開かれた寄贈式で、鈴木さんは「銃を見た人に国友町の歴史や覚治郎に興味をもってもらうきっかけになれば」と話した。