知らなかった、貨物列車時代の東北線 岡本駅【写真】

先週、仕事で東北線 岡本駅から歩いて20分の物流基地へいったときは、こんな話、知らなかった―――。

宇都宮駅から黒磯行き電車でひと駅、岡本。明治の日本鉄道時代にできた小さな駅に、1970年代まで専用線が分岐していて、貨物列車が行き来していたと!

仕事の現場は駅の南側、鬼怒川のほう。分岐していた専用線は北側。

Googleマップでみてみて。ちょうど駅の北側に、ジェイ・バス宇都宮工場がみえるはず。路線バス車両をつくるあの会社ね。この脇を小さな道がはしっているでしょ。

これが、専用線。当時の「高崎製紙専用線」。

国土地理院1975年当時の航空写真は川崎重工時代の引き込み線もみえる!

分岐は、いちばん上の画像、205系電車がとまってるあたりの奥で分岐して遠のいていくイメージ。

いまは2面4線のうち、2面をつぶして南側の線路(1番線)ははがされている。間にある3番線の線路は錆びついている。

分岐は下り電車のりばの4番の脇からのびていた。いまのジェイ・バス宇都宮工場の脇をとおって、さらに先の宇都宮紙工 工場(旧高崎製紙)までのびていたと……。

しかも……びっくりするのは、ジェイ・バス宇都宮工場はもと川崎重工業の鉄道車両工場だったんだって!

だから、この専用線をつかって新車が出場してたっていう話もある。知らなかった。

先日は、こうしたドラマをまったくスルーして、仕事を終えて速攻で帰ってた。コウメ太夫レベルで「ちーっきしょーっ!」

© 株式会社エキスプレス